しかも、日本人の報告である。嬉しいし、自分も頑張らなくてはなと思う。
36人の透析患者さんでダイアライザーの凝固を見たものである。(ダイアライザーの凝固は透析の終了後にダイアライザーの空洞に10個以上の凝血があったものとしている)
この研究では凝血との関連があるものとして、PTHやALPなどがあった。
ALPを低い群と高い群に階層化して、低い群での凝血との関連を見るとintact PTHが100をカットオフとして100を超えるものは2倍の凝血があったと報告している。
日本のガイドラインではPTHの目標は60-180pg/mLであるが、その中で回路凝血が多い人はPTHの管理目標を100未満にするのは一つの方法なのかもしれない。
だけど、本当にこのような臨床研究報告を見ていると刺激を受ける。