2015/06/02

RS3PE

 世の中にはいろんな病名があるが、RS3PE症候群というのは中でも変わった響きのランキングで上位に入ると思われる。R2D2やC-3POに近いものがある(これらは病名ではない;下図)。しかし比較的稀な病気なこともあってか今まで知らなかった。RS3PEとはRemitting Seronegative Symmetrical Synovitis with Pitting Edemaの略で、PMRの類縁疾患と考えられているそうだ。中高年に比較的急性に発症し、症状は名前の通りで、少量のステロイドが著効するが腫瘍随伴(prodrome)なことがあり胃がん、大腸がん、前立腺がんなどの続発に注意する必要があるという(レビュー論文としてClin Exp Rheumatol 2000 18 4・S20 S53が挙げられていた)。浮腫ということで腎臓内科的にも知っておきたい疾患だ(どうして浮腫がおこるのだろう、炎症で血管透過性が亢進するのかな)が、いままで知らずに来たのはなぜだろう。日本に多いわけでもなさそうだ、最初に報告したのは当時Medical College of WisconsinにいたDr. Daniel J. McCartyだし(JAMA 1985 254 2763)。本当に勉強することは尽きない。