2015年6月6日土曜日

移植がない

 日本腎臓内科学会は1959年設立で米国腎臓内科学会よりその歴史は古く、例によって「世界一の」透析成績と移植成績をずっと誇っており、志望者も多く臨床・研究・教育のどの面でも盛り上がっている(それに対して米国腎臓内科はフェローシップ志願者が減り続けて定員割れのプログラムが続出し、フェローの半数以上がIMG;外国で医師免許を取得した者で占められ、危機感は一層増すばかりだ)。そんな学会の雰囲気に触れて元気をもらえた。会場でwi-fiが使えるのもありがたい(引用論文をそのまま引っ張ってくることも出来るし、こんなふうにその場でなんでも書ける)。ただ、ひとつだけ「あれ、ない」と思うのが移植だ。腎移植のセッションがほとんどない。でもそれは、腎移植を移植外科(泌尿器科、腹部外科)がなさってきた歴史的背景を考えれば仕方のないことかもしれない。私はせっかく米国で腎移植も学んできたので、今後もできればかかわりたいと思っている。来月には腎移植内科研究会・学術集会2015が東邦大学大森病院で開かれるので、それに参加してみようかと思う。