2011/07/20

FEMg

 先日はfree water excretionを学び、それが近位尿細管の障害を反映すると知ったが、今日はFEMg(マグネシウムの排泄割合)を習った。ポイントは血清Mgに0.7を掛けること(30%はアルブミンに結合しているため)。腎臓からのMg排泄過多により低マグネシウム血症の場合、FEMgは15%を越えるという。マグネシウムは60%がヘンレ上行脚(thick ascending loop of Henle)で受動的に再吸収されるため、FEMgの異常はそこの障害を反映する。なお残りのMgは遠位尿細管でTRPM6チャネルにより再吸収される。