なかでももっとも有名なのはKawasaki式で、早朝尿の次の尿(second morning urine)を用いて計算する(Clin Exp Pharmacol Physiol 1993 20 7、1985年のから改良された)。すなわち:
Na (mEq/d) = 16.3 x ルート[(UNa (mEq/l) / (UCr (mg/l)) x predicted Cr excretion (mg/d)]
Predicted Cr excretion (mg/d) = (15.12 x weight + 7.39 x height (cm) x 12.63 x age) - 79.9 in men
Predicted Cr excretion (mg/d) = (8.58 x weight + 5.09 x height (cm) x 4.72 x age) - 74.95 in women
いずれも日本の研究だ。Urinary Na excretionを対象にした論文の多くは、Kawasaki式を用いている(海外でもvalidateされているのかはわからないが、不思議と海外の式はあまり見当たらない)。そのお膝元の日本だが、減塩ができているかを尿で確かめて診療するというのはあまり聞かない。また栄養士さんが塩分カウントしてフォローするなどというのも、よほど高血圧に特化した施設でないとされていないのではないかと思う。