糖尿病という名前を変えようという話があるそうだ。米国ではdiabetesといいラテン語では「尿がたくさんでる」の意味だが、ラテン語なので一般の人があまり尿を意識することはないと思われる。
Diabetesには、diabetes mellitus(糖尿病、mellitusは蜂蜜のこと)とdiabetes insipidus(尿崩症)がある。米国では前者を単にdiabetes、後者をDIと訳すことが多く、日本のようにDMとは余り言わない。
Diabetes insipidusのinsipidusとは「味がない」と言う意味で、「味のある」を意味するラテン語sapidusに由来する。Baltimore名物のカニ、blue crabの学名でもある(Callinectes sapidus)。直訳すると「美しく、美味しい、泳ぐ者」、calliは「美しい」の意味(calligraphyも同じ)。