これと紛らわしいのが、感染症を契機に補体が活性消費され蛍光抗体染色でC3陽性(免疫グロブリンは陰性)になるC3 nephropathyだ。うちでも紛らわしい症例がbiopsy conferenceで議論され、最近の論文も紹介された(AJKD 2012 60 1039)。ふたつをどうやって見分ければよいのだろうか。
私はpost-infectiousはC3 depositionが主にmesangial、C3 nephropathyはcapillary loopと思っていたが、腎病理医によるとそうでもないと。EMのsubepithelial humpはpost-infectiousに特徴的らしい。Time courseがpost-infectiousなら一回きり、C3 nephropathyはだんだん腎機能が悪化するかもしれない。