2013/03/07

PIGN v. C3GN

 Post-infectious GNについて、①最近の感染症、②補体の低下、③糸球体に好中球(exudative GNともいう)、④免疫蛍光染色でC3がメインに陽性、⑤hump(こぶ)様のsub-epithelial deposit。五つのうち三つがあれば高確率で診断できると提案されている(Medicine 2008 87 21)。

 これと紛らわしいのが、感染症を契機に補体が活性消費され蛍光抗体染色でC3陽性(免疫グロブリンは陰性)になるC3 nephropathyだ。うちでも紛らわしい症例がbiopsy conferenceで議論され、最近の論文も紹介された(AJKD 2012 60 1039)。ふたつをどうやって見分ければよいのだろうか。

 私はpost-infectiousはC3 depositionが主にmesangial、C3 nephropathyはcapillary loopと思っていたが、腎病理医によるとそうでもないと。EMのsubepithelial humpはpost-infectiousに特徴的らしい。Time courseがpost-infectiousなら一回きり、C3 nephropathyはだんだん腎機能が悪化するかもしれない。