2013/06/28

手技のいろいろ

 スタッフに、フェローの間にICUで中心静脈ライン、透析カテーテル、肺動脈カテーテルの必要があると出かけて行って挿入するという仕事をしていた先生がいる。何百というカテーテルを挿入していろんな事を知っているから、superviseしてもらうといつでも何かちょっとしたコツを教えてくれる。例えばガイドワイヤーを抜去する時には鞘に収めると安全だとか、皮下組織が硬い人にscalpelをいれるときは皮膚に垂直よりガイドワイヤーの方向に沿わせるとその後でdilatorが入りやすい(透析カテーテルは太いから)とか。
 今いるところはICUが内科、循環器、外科に分かれているうえ透析カテーテルと挿入キットは入院透析ユニットにしかない(超音波は各ICUにあるけど)。だから今までカテーテルと挿入キットを透析ユニットまで取りに行きICUで挿入していたが、万一落としたりサイズが合わなかったりすると透析ユニットに戻らなければならなかった…。それを、同期のフェローが(カテーテル、キット、手袋、ガウン、drape、heparinなど全部入った)透析カテーテル用の手技カートを作ってくれて以来、これをコロコロ押していけば全部揃っているので楽チンだ。