2013/05/25

Light chains

 Light chainにはKappaとLambdaの二種類あり、それを初めて示したDr. KorngoldとDr. Lapiriの業績を讃えて名づけられた。この二種類はアミノ酸の数こそ220と同じだが、variable regionの構成など微妙な違いがある。それで腎臓についていえば、κのほうがろ過されやすく尿細管障害(Fanconi、近位尿細管RTA)やlight-chain deposition disease(いまではheavy chainも合わせてmonoclonal Ig deposition disease、MIDDと総称するが)を起こしやすい。それに対してλはアミロイドーシスを起こしやすい(KI 2011 79 1289)。おおまかな傾向で、絶対ではないが。

 [2013年6月追加]serum free light chain(FLC)といえばmonoclonalなものが注目されてきたが、polyclonalなFLCが腎機能と相関するというデータもある(CJASN 2008 3 1684)。ただ腎機能が悪いとFLCがfilter、排泄されず血中に溜まるという話もあるから、因果関係はまだ分からない。