いまいる職場は腎生検をしないが、私が来てできるようになるのではないかと期待されている。しかし手技をできる人がひとりいるだけでは腎生検はできない。器具、物品、用度課との連携、放射線科との連携、病棟との連携、同意書、合併症対策などがあってはじめて施設として腎生検が可能になる。
今日は手始めに腎生検の針があるか用度課に電話して「腎生検の針ありますか?」というと、「ジンセイケンってどういう漢字ですか?」と聞かれた。それで「腎臓の腎に人生の生に検査の検です」と説明したが、通じなかった。そのあと、「メディコンさんの扱うバードモノプティありますか?」と聞いたら「14Gの90mmと、18Gの200mmを数個入れてます」と即答された。
そのあとも、放射線科に「エコーにガイド用にパカッて嵌めるやつ」があるか問い合わせると「アダプターですね」と言われるなど、使う言葉が職種によって全然違うことがわかった。この調子では腎生検をいつできるようになるかわからないが、周囲の協力を得て実現すればいいと思う。そうしないと腎生検ができないという理由で転院になってしまう。