A B DR
Recipient 3,5 8,44 2,14
Donor 3,5 8,44 2,16
これはマッチで言うと5/6 match、ミスマッチで言うと1 mismatch。ミスマッチで問題になるのはレシピエントにないドナー抗原(ここではDR16)なので、単にその抗原数を書くのみで分数表記にならない。
A B DR
Recipient 3,5 8,44 2,14
Donor 3,5 8,8 2,16
これはマッチで言うと4/6 matchだが(B8とB44、DR14とDR16はマッチしていない)、ミスマッチで言うと1 mismatch(ドナーのB8抗原はレシピエントにあるのでミスマッチにならない)。
A B DR
Recipient 3,5 8,44 2,14
Donor 3,5 8,44 2,2
これはマッチで言うと5/6 match、ミスマッチで言うと0 mismatch(ドナーのDR2抗原はレシピエントにもあるのでミスマッチにならない)。実際に移植で問題になるのはmatchよりもmismatch抗原数だ。これが多ければレシピエントがDSA(donor-specific antigen)を作りやすい。
逆に0 mismatchは腎予後がよいとされ、同じOPO(organ procurement organization)管轄域内でcold ischemia timeが短いならその組み合わせのレシピエントは優遇される。
DSAがあると何がよくないのか?graft survivalに悪影響をもたらすindependent risk factorなことを示した論文が最近出た(JASN 2012 23 2061)。まあそれは皆うすうす知っていた。だが現行では、移植腎生検でC4d陽性、AMR(antibody-mediated rejection)の組織学的エビデンスがなければDSAだけでは治療しない。というかよい治療法もない。
Recipient 3,5 8,44 2,14
Donor 3,5 8,44 2,2
これはマッチで言うと5/6 match、ミスマッチで言うと0 mismatch(ドナーのDR2抗原はレシピエントにもあるのでミスマッチにならない)。実際に移植で問題になるのはmatchよりもmismatch抗原数だ。これが多ければレシピエントがDSA(donor-specific antigen)を作りやすい。
逆に0 mismatchは腎予後がよいとされ、同じOPO(organ procurement organization)管轄域内でcold ischemia timeが短いならその組み合わせのレシピエントは優遇される。
DSAがあると何がよくないのか?graft survivalに悪影響をもたらすindependent risk factorなことを示した論文が最近出た(JASN 2012 23 2061)。まあそれは皆うすうす知っていた。だが現行では、移植腎生検でC4d陽性、AMR(antibody-mediated rejection)の組織学的エビデンスがなければDSAだけでは治療しない。というかよい治療法もない。