2013/08/26

Board Prep

 MKSAP(medical knowledge self-assessment program)を読んで問題を解けばそれでよかった内科専門医試験とちがい、腎臓内科専門医試験は「みんながコレをする」というリソースがない。お金と時間があればASN Board Review Courseをライブあるいはオンラインで受講すればよいが、受講しない人も多い。

 それで、基礎の復習にはComprehensive Clinical Nephrology(重いが買うとオンラインでも読める)、NKF Primer on Kidney Diseaseを読む人が多い。腎病理はFogo先生のFundamentals of Renal Pathology(これもオンラインで読める)、電解質と酸塩基平衡はUpToDateの生みの親Rose先生の名著、Clinical Physiology of Acid-Base and Electrolyte Disorders(6版が来年出る)が薦められるし、私もこの二冊は必読と思う。

 NephSAP(JASNと一緒に来る隔月CME冊子)を読む人も多いが、最新エビデンスにフォーカスしすぎ内容もcontroversialで、基礎が学びにくいと言われる(すでに基礎のある、boardの更新者向け)。Brenner and Rectorは私は分かりやすいから好きな本だが、分厚すぎて内科のHarrisonと同じく試験対策には敬遠される。