2017年10月22日日曜日

少しアフェレシスと透析について PAについて①

 久しぶりの投稿で大変申し訳ない。色々とバタバタとしており、更新が滞ってしまった。 前回まで下記の①について触れさせていただいた。 今回は②について触れさせていただく。

①血液吸着療法(HA:Hemoadsorption)
②血漿吸着療法(PA:Plasma adsorption)

 血漿吸着では、下図のように血液から血漿分離膜で血球と血漿に分離し、分離された血漿を二次カラム(Plasma adsorber)を通して特定の物質を吸着する方法である。

 血漿吸着と言われて何を取り除くのかな?と思われると思う。その際には前の投稿をぜひ参照していただきたい。





Asahi-kasei homepageより
上記の説明から、Plasma adsorberによって何が吸着されるかが決定するということがわかる。

では、どんなPlasma adsorberがあり、何に対応しているのか?であるが、
・イムソーバ(TR、PH)
→TR:適応:重症筋無力症、多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎、ギランバレー症候群
→PH:適応:悪性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、慢性炎症性脱髄性多発根神経炎、ギランバレー症候群
・プラソーバ
→ビリルビン吸着:適応:劇症肝炎、術後肝不全
・メディソーバBL
→ビリルビン吸着:適応:劇症肝炎、術後肝不全
・リポソーバー(LA-15、40)
→LDL吸着療法:適応:難治性高コレステロール血症、保険適用:家族性高コレステロール血症、閉塞性動脈硬化症、巣状糸球体硬化症
・セレソーブ
→全身性エリトマトーデス
がある。

イムソーバTR


Asahi-kasei homepageより

イムソーバPH
Asahi-kasei homepageより


メディソーバBL

川澄化学homepageより
リポソーバー(LA-15、40)
カネカHomepageより

セレソーブ

カネカHomepageより
今回、このアフェレシスについて話そうと思ったのは、このPAがきっかけである。
今回はまず全体の紹介にしておいて、次回にイムソーバのこととLDL吸着などについて触れたいと思う。