透析によって高齢(75歳以上)の慢性腎臓病患者が長生きするだろうか?海外データでは、しない(NDT 2011 26 1608)。では、透析をしないとは、どういうことなのだろうか?あなたはそれを説明できるだろうか?
Supportive care、それは緩和ケアの専門家だけがすべきことではない。医師は検査を解釈するだけのためにいるのではない。痛みと症状を和らげ、悲しみと恐れをのぞき、苦しみを助けるためにいる。
あなたは、患者さんと死について話すことが出来るだろうか?死に向かう人に、人生の最期を患者さんの望みに可能な限り沿って診療することが出来るだろうか?Mortalな存在である私達なのに、死は多くの場合「予想外の出来事」だ。前もって話すことは、ほとんどない(NDT 2012 27 1548)。
「よき死」とは何だろうか?昔は、これは聖職者の仕事であり、家族や親しい者が関わってきた。しかしこの領域に必要な基本のスキルセットは、緩和科だけでなくすべての医師がもつべきだという主張が最近NEJMにあった(NEJM 2013 368 1173)。しかし、どんなスキルだろう?