2013/03/09

Pictorial representation

 パワーポイントは、defaultのスライドレイアウトを使うと文字ばっかりになる。それで、ついに今回の発表ではそれを取っ払ってみた。つまり、図を大きく中心に置いて、その周囲に小さなテキストボックスを幾つか貼って追加説明するのだ。すると、なんと分かりやすいことか。
 しかし、学術的な発表で図画のことを「漫画(cartoon)」と言う(特に年配の)人達がいる。どういうつもりでそう言うのかと疑問に思う、少なくとも漫画文化を礼讃しているようには見えない。Graphicとか、figureとか言えばいいのにと思う。Pictorial representation、などと言うといっそう響きが良い。
 この言葉は、私の対極なプレゼン(パワーポイントに長文を一文ずつ箇条書きに貼りつけただけ)をする後輩が、私のスライドに対して「スライド上の言葉を少なくして、たくさん喋ってたくさんpictorial representationのスタイルが気に入りました、さすがです先輩」といったのに因む。
 しかし、そう言った彼の次のプレゼンもやはり同じ長文スタイルだった。もしかしたらパワーポイントの機能を知らないのかもしれない。基本的な描画機能、基本的なアニメーション機能が使えれば十分なので、今度機会があったら教えてあげよう。