2013/02/07

Secondary pseudohypoaldosteronism

 Obstructive uropathyについてきちんと学ばず、なんとなく泌尿器科の疾患という認識でいたら、知らない事実にいろいろ出会った。たとえばobstructive uropathyは遠位RTAを起こし、この場合に高K血症を伴うこと。さらにobstructive uropathyは尿細管を鉱質コルチコイドに不応にし、secondary pseudohypoaldosteronismを起こす(Eur J Pediatr 2012 171 317)こと。
 Secondary pseudohypoaldosteronismは他にも腎盂腎炎(Pediatr Nephrol 2002 17 1069)、腎静脈塞栓症などでも起こる(Pediatr Int 2012 54 936)。Grand Roundでこのトピックを発表したのが小児腎フェローだったので小児の報告が紹介されていた(日本のグループによる報告が多かった)が、成人でも起こるらしい。